
本日、7月2日から、渋谷o-nestにおいて3日間、いつもお世話になっております田口史人主宰の円盤ジャンボリーが執り行われます。実は、一昨日知ったんだけれど、今回でとりあえず円盤ジャンボリーはおしまいになります。mapが全面参加させていただきました今年の正月の円ジャン前にちょっと深いこといろいろと話していて、まぁ、たぶん、そうなるだろうなぁって思っていたわけですが、やっぱり残念ではありますです。
とはいえ、最後の円ジャンだけに、もはや混沌として、他のイベンターには絶対真似のできないものになっております。何よりも、本日初日が……
タバタミツルDAY
でございます。先日、当方のcompare notesからリリースされました日本における初のソロアルバムが各所で話題騒然、というか、聴いてない人馬鹿だよなぁ、と思わざるを得ない、得体の知れない歌モノに仕上がっています。これは、本当にタバタさんしか作れない、本当にとんでもない「謎盤」でございます。
で、今日のタバタミツルDAYですが、ソロはもちろん、氏が参加しているバンドが次から次へと登場、しかし、当のタバタさんは、ずっと出ずっぱり。まぁ、静かに楽器を弾くタイプの演奏家であれば約5時間にわたるライヴも可能かもしれませんが、あのタバタさんです。正直、5時間近い演奏が果たして可能かどうか、まずは見ていただければ、これ幸い。きっととんでもないモノが見られること請け合いです。まさに……
PLAY MUSIC or DIE!! or curry
であります。こちら、
タバタさんのwebにて、出演バンド総勢5つに関して、詳細に記録されております。まず、見よ! そして泣け! そして笑え! 何度も笑え! そして飲め! どんどん飲め! そして吐け! んで、吐いたらまた飲め! で、笑え!
タバタさんのソロアルバム『ルシファー』ですが、いろんな人から、「なぜ、comapre notesから出すの?」と聞かれました。まぁ、多くの人がウチのレーベルのカラーとは違うと思われているのかもしれませんが、自分にとっては何の違和感もなければ、当然だろ、という気持ちでございます。で、それを説明するには、結構なお時間をいただくことになります。
俺(map小田)がタバタさんという人を知ったのは、今を去ることもはや25年以上前(ひゃー!)。俺はまだ下の毛も生えてない(だっけ?)中学生、タバタさんは(たぶん下の毛もちゃんと生えていた)京都の高校生のころでした。当時、千本通り中立売あたり、ストリップ小屋や千中日活があった一角に、知る人ぞ知る京都アンダーグラウンド界の極北「どらっぐすとぅあ」という店がありました。当時、ちょっとおませだった俺は、そこにわざわざ行って、なんだかアングラ気分をドキドキしながら堪能しておったわけです。
で、どらっぐすとぅあには、今では考えられないんですが、まぁ、来店した人たちが自由に書き込むノートみたいなのがありまして……まるでペンションとかラブホテルみたいな感じですが……そこに、いろんな人が愚痴だったり、メンバー募集だったりといろんなことを書き込んでいたんです。当時のアングラ喫茶では、そんなものはあたり前だったんだよ(笑)。悔しいから、なぎ食堂でもやろうかな、まったく。
そのノートの中に、まだ高校生のタバタさんたちが、「新しくバンドを始めました!」とどらっぐ繋がりの友人通しで「蛹」というバンドを結成した旨が書かれていました。中学生の俺にとっては、「これって何て読むんやろ?」と気になりつつも、そのすぐ後に、西部講堂あたりで蛹のライヴをたまたま見ることに。そのバンド、実はオムニバスに音源が1曲残っているはずなんですが、レゲエベースのニューウェイヴみたいな、それはそれは高校生がやるようなシロモンじゃなくって、ホンマかっこよかったんです。で、そこでギターを弾いてはったのが、タバタミツルさんでした。
その後、関西のアンダーグラウンド系のライヴを見に行ったら、ちょこちょこタバタさんがいる。当時、得体の知れないバンドとしては、ほぶらきんと並び称されていたのいずんづりのギターとして、そしてボアダムズ結成メンバーとして、タバタさんは、恐ろしくテクニカルなギターを聴かせてくれていました。その都度、「わぁ、この人、どんどんかっこよくなっていくなぁ」って思ってました、そんな駄目な十代の俺。女の子にもてるわきゃないわなぁ。
ただ、それよりも、時折、一人でギター弾き語りをするタバタさんってのがあって、それが俺は本当に好きだった。当時は多分CBGBとかで働いていた(か、その後くらい)やと思うんですが、小さなライヴスペースで、お客さん5人くらいの前で、「天国の扉」とかを日本語訳(それがまたいい感じなんだ)で歌っておられるのが、こう、ジーンと来ていたんですよ。そのころ、俺もかなりへこたれておりまして、もうどうすりゃええのんか分からん時期(20代の中頃に誰もが来るもんですけれどね)で、ぐっとくるしかなかったんです、その歌が。まぁ、それと前後しつつ、ZENI GEVAに参加して、そのまま世界へと羽ばたいていくんですよね。実際、日本においてアルヴィニまわりと最初に接触したのが、タバタさんだったわけで。
で、ずっとそんなタバタさんの「歌」を俺は聴きたかったんです。もちろん、ギターも好きだし、インプロのアンビエントな作品も嫌いじゃない。でも、俺は歌が聴きたかった。で、そういう思いに答えてくれたのが、この「ルシファー」です。
レーベルとして、適当にやっていると思われているかもしれません。もちろん、結構いい加減です(笑)。ただ、「アルバムを出す理由」がない作品は、何ひとつ出していないつもりです。そんな「理由」が、このアルバムにもはっきりとあるのです。まぁ、本当に個人的な話でございますが。
と、ちょっと熱くなって書いてみました。とにかく、そんなタバタさんの全貌を知るには、今日という日以外ないんですよ。
さぁ、これを読んだ貴方に貴女、ぜひo-nestへGOです。ぜひぜひ!